トップガールズ

9月29日@コフレリオ新宿シアター

道頓堀セレブ『トップガールズ』

作:キャリル・チャーチル 訳:安達紫帆

演出:泉 寛介(baghdad caf)

出演:

山本香織(イズム)、宮川サキ(sunday)、斉藤幸恵(MC企画)、Yocco

(以上 道頓堀セレブ)

美香本響(meyou)、帯金ゆかり、三原悠里(Cheeky☆Queens)、武隈史子(ACT JPプロデュース)

あらすじ(道頓堀セレブWebページより)

1979年、「鉄の女」と称されたサッチャーはイギリス史上初の女性首相に就任した。その頃、ロンドンで働くキャリア・ウーマン、マーリーンは男性社員との激しい競争の末、重要ポストを勝ち取った。物語は彼女の昇進祝いパーティーから始まる。

驚くことにパーティーの参列者は、歴史的女性探検家イザベラ、宮廷のセンセーショナルな恋愛自伝「とはずかたり」を記した二条、ブリューゲルの絵画の中で地獄を旅する狂女フリート、女性であることを隠し続けた法王ジョーン、カンタベリー物語に登場する異様に貞淑な妻グリゼルダなど歴史や芸術作品に登場する面々。彼女たちは昇進祝いそっちのけで盛大に自分語り大会をはじめる。

女性としてトップを走っていた彼女らの、女性ならではの壮絶な苦労話・自慢話。「頂上決戦女子会」の夜は更けてゆく。

幻の一夜から一転、舞台はマーリーンとその部下ネルやウィンの働く人材派遣会社へと変わる。やがてマーリーンや同時代の女性の生き方、血縁であるニートのアンジー、保護者ジョイスの現実生活、彼女たちの悲喜こもごもがにじみ出る麓の地平へと導かれる。

最強のガールズトークは女性のワーク・ライフ・アンバランスを映し出す。

道頓堀セレブはその名の通り、大阪での関西小劇場で活動する山本香織(イズム)、宮川サキ(sunday)、斉藤幸恵(MC企画)、そして東京で本年2月にインディーズデビューを果たしたYoccoの4人で構成された団体。

2016年に立ち上げられたが、劇団員が異なる分野で活躍していることもあり、今回が2度目の公演。

そういった意味ではテンポラリー色が強い。

今回の『トップガールズ』は1980年代を舞台とした翻訳劇。

まずは奇妙なパーティーシーンから始まる。各時代の歴史や芸術作品に登場する女たち。

その自分語り。これはこれでユニークで壮大な女子会。

このパーティー自体は、キャリア・ウーマン、マーリーンの昇進パーティーであったのだが、一転、そのマーリーンの人材派遣会社へ。舞台はイギリスのロンドンの1980年代だけど、女性の社会進出という、現在の日本のオフィスにもいまだ通じるテーマ。

そして、その家族との葛藤。それは田舎で暮らす姉とその娘(実はマーリーンの娘)とのもの。

その姉と妹の姉妹喧嘩がリアルに描かれる。

突拍子もないところから、最後はそれがきわめてリアリティの中、不変性をもってくる。

その日はアフタートークで山本香織の友達である川上麻衣子が登場。

金八先生も前に出たデビュー作、1980年のNHKのドラマ人間模様・絆で、そこでは吉岡秀隆が子役で出ていて、とても巧かったが、その姉役で出ていたが、そのドラマ中の先輩女優に「へたくそ」と叱責されたのがしばらくトラウマだったとか。

そのドラマの女優は、中村玉緒加賀まりこ、風見章子であったが、さてその誰か。

明かされることはなかったけれど。